2018年9月20日木曜日

かけがわ未来づくり会議 学び編第1回<開催報告>

日時:9月14日(金)19時~21時 場所:大日本報徳社 仰徳記念館
 自分たちの住む地域を、より良いものとするために活動しているまちづくりの先駆者をお呼びし、知識と視野を広げる学び編第1回が始まりました。今回は、渋谷の街全体をキャンパスに見立てて活動するシブヤ大学の左京泰明学長を講師としてお呼びし、「地域を見つける第一歩」と題し、課題の発見とその取り組みについて講義していただきました。

 シブヤ大学は、渋谷のあらゆる場所を教室として、誰もが参加でき教わる、教えるを自由に行き来する「共育」システムとのこと。この始まりは、自分たち身内の小さな勉強会から始まり、それが口コミで、テーマや手段を変え広がっていき、現在のカタチになったとのことです。多くの人が気軽に訪れ、相互に話をして学び合う場の提供にしたいため受講料は一切徴収しておらず、企業・行政の委託費や寄附等により運営されています。収益の大部分を占める企業の委託は、企業側の課題解決の場としてシブヤ大学を活用することでお互いにwin-winの関係を築いているそうです。
 本日のテーマでもある「地域を見つける第一歩」の課題の発見方法としては、「ニーズの奥にあるインサイトに目を凝らす」ために「話を良く聞く」。言葉にすると簡単ですが、アンケートだけでは表面的なニーズしか分かりません。本当の想いをくみ取るには徹底的に相手側に寄り添い、どうしてそういったニーズに至ったかが判明しないと、活動に共感が得られず解決策にならないとのことでした。

 私たちのまちづくりにおいても、例えば「賑わいが欲しい」というニーズから一過性イベントを開催するのではなく、そこで生活する対象者に寄り添い「賑わいが欲しい」という答えになぜなったか探り、具体的な課題にして取り組む必要があります。
 また、まちづくりには、若者や他団体などの多様な主体による協働が求められます。そのために信頼や共感を得るためには情報発信が欠かせません。そこで、次回は若いママさん達へ向けてまちづくりと情報発信を実践する『お母さん業界新聞』掛川版編集長を講師に招き情報発信をテーマに講義していただきます。

 次回の学び編は以下のとおりです。参加は随時受け付けております。
・第2回 10月10日(水) テーマ:情報発信
・第3回 11月9日(金) テーマ:地域づくり先進事例
・第4回 12月11日(火) テーマ:資金調達

 すべて19時~21時、場所は大日本報徳社です。
申込、詳細はこちら(https://peraichi.com/landing_pages/view/kakegawashi-machidukuri


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